2023年08月04日
こんにちは。梅雨が明けて猛暑が続いていますね。
さて、久しぶりのブログ更新になりますが今日は最近の仕事について書きたいと思います。
worksページにも掲載しましたが、知り合いの紹介で出会ったココトブミ製作所さんのお仕事で『はるメモリー』という新商品のデザインをさせていただきました。商品はもちろん、展示会へ出店されるということで展示会のブースデザインやパンフレットなど様々なアイテムをデザインさせていただきました。ココトブミ製作所さんのHPもリニューアルさせていただきました。サイトに出てくるイラストは、代表千葉さんの娘さんが書いたものです。やわかいタッチでココトブミ製作所さんのイメージでぴったりです。
『はるメモリー』の詳細はぜひサイトを見てみてください。とても素敵な商品なんです。
(簡単に説明すると、昭和時代の懐かしい物や事が書かれたイラストシールをシニア世代の方が見て昔の思い出を思い出し、そのシールを貼って思い出を書くことで簡単に自分史を作ることができるという商品です。認知症予防にも効果が期待でき、施設のレクリエーションなんかにオススメです。)
代表の千葉さんと初めてお会いしたのが昨年の11月。その時に「こういう商品を作りたいんです」と、はるメモリーのことをご説明いただきました。
初めて聞いた時から私は「めっちゃ良い商品!」と心から思い、「ぜひお手伝いさせてください!」と言ったのを覚えています。普段、グイグイいく方では無いので私にしては珍しい発言です(笑)
そして、はるメモリーで一番重要になるイラストシールですが、「どなたかイラストを描ける方知りませんか?」とご相談を受けたのですが、実は私の父がイラストレーターでして…と、とんとん拍子で話が進みました。
私がデザイナーになってからの1つの夢が父とのコラボレーションだったのですが、見事に叶いました!あがってきたイラストを見て、やっぱり父は凄いわ…と改めて思いましたね。
11月からスタートし、4月の展示会まで2人でめちゃくちゃ頑張りました(笑)
展示会も予想を上回る数の方々がブースに来てくださり、私と同じく「めっちゃ良い商品!!」と皆さんおしゃっていました。ブースデザインもお褒めの言葉をいただけたので嬉しかったです。
本当に色々なことを経験させていただいたので、ココトブミ製作所さんには感謝です。
展示会が終わり、ココトブミ製作所さんは今老人ホームなどの施設ではるメモリーを使ったイベントをされています。
先日、見学も兼ねてお手伝いに行かせていただいたのですが、やっぱりはるメモリーは良い商品だなと改めて思いました。
70代〜90代の方が参加してくださり、シールを見て色々な思い出話を聞かせてくれました。
ニワトリのシールを見て「戦後は食べるものが無くてニワトリを飼ってたんだけど、毎日まだ温かい卵を採るのが私の仕事だったの」
編み物をする女性のシールを見て「お父さん(旦那さん)の帰りが遅いから、毎日帰ってくるまで刺しゅうをして待っていたの」
こんな風に、普段あまり話すこと・聞くことがない昔の話を引き出すことが出来るなんて、素敵ですよね。
私は皆さんのお話を聞いていて、本当に感動しました。
これからもはるメモリーがたくさんの方に使われて、素敵な自分史が出来上がることを願っています。
はるメモリーが気になる方はぜひココトブミ製作所さんへご連絡を…☆